わかっていても、失敗やミスをすぐに報告できない

こんにちは、ゆーたすです。

みなさん、失敗やミスをしてしまったとき、すぐに報告できますか?

結構、怖くないですか? 先延ばしにしたくないですか?

私は、入社して2,3個目のプロジェクトで、会社のものを図書館で落としてしまったことがあるのですが、そのときはしばらく報告を躊躇してしまいました。

辺りを探したり、元いたところを見て回ったり、警備員の方に尋ねたりして、1時間ほどたってから報告してしまいました。

本来であれば、なくしたことに気づいた段階でまずは報告を上げ、それからできる限り探索をするべきでした。

そうしたルールは理解していたし、そうすべきだということもわかっていたのに、それでもできませんでした。

 
ゆーたす
そのときは、自分の家の鍵も一緒に紛失したので、本当に大変でした……次の日は半日以上は仕事に穴を開けてしまいました。

幸い、落としたものが社内の物で、再発行も簡単にできる物だったので、大事には至らなかったのですが、本当に肝を冷やしました。

もちろん、皆さんからこの昔のゆーたすを見て、「早くやっとけよ……」という感覚があるのはもっともなことです。

ですが、おそらく、私の立場になったら、多くの皆さんも、同じようになるのではないでしょうか。

どうしたらこうした事態を冷静に報告し対処できるようになるのでしょうか。

私なりに振り返った、ミスの報告に対する持つべき考え方をまとめてみました。

もし、今まさに「やらかしてしまった」という人は、この記事を見て、早く事態を解決に向かわせられるようにしましょう。

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なぜ先延ばししたくなるのか——自分に対する損失を自覚したくない

私が思うに、

先延ばしは、現実を直視することによる精神的ダメージを回避する行動

だと思います。

小難しく言ってしまいましたが、つまりは、「自分が損する! つらい!」という現実を見たくないと思ってしまうから、先延ばししてしまうのです。

夏休みや冬休みの宿題も、私は結構最後に詰め込むタイプでしたが、「面倒な宿題をやるつらさ」「提出できないことによる先生からのお叱り」こうしたマイナスを意識したくなかったんだろうなと思います。

仕事での失敗やミスの報告も、「上司からのお叱り」「人事評価の減点」といった現実を見て見ぬふりしたくて、ついつい後回しにしてしまうのではないでしょうか。

先延ばしすることによる実際の損失——組織への損失の責任を負わされる

ところが、実際のデメリットは、先延ばしするとたいていの場合、どんどん膨らみます。

確かに上司からのお叱りは現時点でも受けますが、その大きさが時間とともに増すことは想像に難くないでしょう。

それはなぜかと言えば、対処が遅くなることで損失金額・工数が大きくなってしまい、上司にとっても、組織にとっても大きな問題になってしまうからです。

あるいは、早い段階では組織側に打つ手があったのに、その効力が時間とともになくなってしまったり。

他の人だったら簡単に解決できる場合もあるのに、それができない。

結果として、他人や組織から見たときに、あなたがそのトラブルを悪化させた原因ということになり、組織としてお叱りをしなければなくなってしまいます。

こうした、「デメリットの拡大」というデメリットを意識すると、早め早めに手を打とうという気がしてきませんか。

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どうしたら先延ばししなくなるか——「敵対関係」から「運命共同体」へ

まだ難しいかもしれませんね。

これに加えて、私がコミュニケーションスクールで教わったのは、

「上司は敵ではない・運命共同体である」という考え方

です。言うなれば、パートナーです。

お客さまから見れば、私のミスは上司のミス、というわけです。

結局、どこまでいっても、あなただけのミスではないのです。

逆に、上司の気持ちになってみましょう。

部下が、ミスを隠していたせいで、仕事がなくなるかもしれないわけです。

早いうちに謝っておけば、まあ、謝る必要はあったかもしれないけど、それで済む。

早く言ってくれれば、俺が頭下げて助けてあげられたのに。仕事も続いたかもしれないのに。

……信頼関係ぶち壊しですよね。

そう、上司と部下は敵対関係ではないんですよね。

普段は、部下に助けてもらうこともたくさんあるわけです。細かい日程調整とか、会議室の予約、先方へ訪問する際の資料の印刷……

二人いてはじめてお客さまへお客さまへ価値を提供できている、そんな運命共同体なので、一度ミスしてしまったらどちらにせよ二人ともつらい思いをしなければならない。

ならば、やはりデメリットが大きくないうちに手を打つべきだと思いませんか。

そのためのきっかけとして、あなたからの報告はなるべく早くあったほうがよい。

「自分のために」ではなく、「上司と自分のために」、今一時、勇気を出して一言、伝えてみませんか。

そうしたらきっと、上司も全力で対処法を一緒で考えてくれるはずです。……上司自身、そのデメリットを早くなくしたいですからね笑

結果的に、あなたが被る損失は小さく済むと思いますよ。

ちょっとだけ、頑張ってみませんか?

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